防水工事

マンション・ビル等にて改修工事を行うにあたり、基存、老化、劣化した部分を新たに修復する作業となります。
一概に防水工事と言っても、建物の部位ごとにより作業内容がまったく異なります。

ウレタン塗膜防水工事
防水効果のあるウレタンゴムを重ね流しし、硬化によって防水層の役割を持たせるタイプの防水工事です。シート防水に比べつなぎ目の無いシームレスな塗膜で美観に優れています。複雑な形状でも柔軟に施工できるなどの特徴もあります。新築時、改修時に利用方法や建物の形状に最適な防水膜を施工致します。
改質アスファルト防水工事
アスファルトに合成ゴムなどを混ぜ、シート状にしたもの(アスファルトルーフィング)を使います。
改質アスファルト防水工事には大きく分けて3種類の工法があります。
改質アスファルトを高温で溶かし接着剤として、アスファルトルーフィングを貼り合わせることにより防水層を作る工法が熱工法です。
改質アスファルトを高温で溶かし全面に貼付けるため、隙間ができることがなく、防水層としての信頼性が高いです。施工後すぐに硬化し、防水性能を発揮します。
アスファルトルーフィングをバーナーで炙り、溶かしながら下地に張り付けていく工法をトーチ工法と呼びます。
この方法だと、アスファルトを高温で溶かすことがありませんので、煙や臭いが発生せず、安全性も非常に高くなります。環境にも優しい工法と言えます。
場所によって熱工法、トーチ工法は火気を使用するため、施工が難しい場合には常温工法を用います。
コーティングした改質アスファルトルーフィングをゴムアスファルト粘着層に重ね貼りし、積層していきます。
熱を使わないため、臭いや煙の発生が抑えられ、大掛かりな施工機器が必要なく、狭い場所や住宅が密集している地域などでの施工に向いています。
また、常温工法には.ゴムアスファルト技術を活かした環境に配慮したエマルジョン系の塗膜防水材とシートを併用した新しい防水工法もあります。
こちらは内部の浴室防水など熱を使用出来ない場所に適した工法と言えます。
躯体補修工事
建物の素地の補修工事を行い、欠損、亀裂やピンホールなどを削ったり、埋めたりしてする重要な作業を躯体補修といいます。
躯体補修工事は、コンクリートのひび、鉄筋の欠損、浮き、亀裂などを修繕し、建物そのものの寿命を延ばします。
また、躯体工事がしっかり行なわれているかにより、その後の塗装工事、防水工事、タイル改修工事などの仕上がりも大きく異なってきます。躯体工事は、建物の寿命を左右する最も重要な工事といえます。
すべての施工に関して、高い品質・安全第一・スピードある工期をお約束致します。
塩ビシート防水工事
シート状の材料1枚で構成され、野外での日光による紫外線、熱、オゾンに対し優れた耐久性を持っています。工法としては下地及びシートの裏面に直接塗る接着工法と下地に緩衝材を介し円盤・ビス等により防水層を固定する機械的固定工法の二種類があり
両工法とも、基本的に非歩行。人が歩くには不向きな工法です。
シーリング防水工事
老化して不具合を起こした外壁同士の隙間や外壁とサッシの隙間、またはサッシと窓ガラスの隙間などあらゆる隙間にあるシーリング材を撤去し、打替えて充填する工事です。ゴム状の緩衝材を充填することで雨風に対する室内の機密性、水密生の確保や地震などによる建物自体へのダメージを逃す重要な役目を持っています。